株式投資を始める際に気をつけたいこと
いくつかの投資方法がある中、株式投資から始める人は多いのではないでしょうか。今回は株式投資を始めるにあたり気をつけたいポイントについて解説します。
株式投資の注意点
株式投資の稼ぎ方を知る
株式投資には3つの稼ぎ方があります。大きく稼ぐなら、株価が下がったときに購入し、株価が上がったときに売却し差分を得る方法です。
しかし、この方法は難易度が高く、株価が上がらず購入時よりさらに下がるというリスクがあります。
確実なのは配当金です。配当金は権利確定期間に株式を保持していると得られる利益で、株式の購入額で配当金が決まります。株主優待を利用すれば、サービスや商品を割引価格で利用できます。
最低購入金額を調べる
株式の購入は、ひと株あたりの金額と最低購入枚数を確認しなくてはいけません。一般的に株は100株単位で売買が可能です。数万円で始められる株もあるので、最初は最低金額を調べて購入するといいでしょう。
株価は業績や需要によって上下する
株価は毎日変動します。変動する理由は企業の業績と株の需要が原因です。業績がよくなれば株の需要が上がり、株価が上昇します。逆もまた然りです。
新商品や新事業の発表でメディアに取り上げられると、株価が上昇しやすくなるので日頃からチェックするようにしましょう。
取引の手数料には注意する
株式の売買には手数料がかかります。手数料は取引ごとに発生するので、ひんぱんに売買していると利益より手数料で損する場合があります。
取引の時間帯を理解する
株式の取引は24時間できるのではなく、平日の朝9時から11時半までの前場、午後12時半から15時までの後場で取引されます。
東京証券取引所の株式市場が開いている時間帯です。そのため、土日祝日や年末年始は取引できません。
株価が100円を割り込んでいる銘柄に注意
株価が100円を割り込んでいる銘柄は、初心者が手を出しやすいですが、倒産の危険性があるので注意です。社名を何度も変更している会社も同様に注意が必要で、事業の不祥事や低迷を隠すために変更している可能性があります。必ず事業内容や業績を確認するようにしましょう。
損切りを覚えよう
株式投資を行う場合、損切りが発生するケースがあります。損切りとは、購入した株式の価格が下がったときに、損失を確定させるために株式を売却することをいいます。
損切りしないといけない理由は、株価は元に戻る保証がなく、含み損が拡大する恐れがあるためです。
下落した株価を買値まで上がるのを待ちたい気持ちはわかりますが、それが実現するかは誰もわかりません。すぐかもしれませんし、5年後かもしれません。
大切なことは損切りのルールを作って、確実に行うことが自分の資産を守ることにつながります。
株式に限らず投資を始める際は不安がつきもの。失敗しないためにも、注意深く取引をするようにしましょう。今回紹介した注意点を参考にいただければ幸いです。